孤独な議員活動を支える「本音」

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・40歳)です。

sumikaに心が癒される
最近、sumikaというロックバンドの「本音」という曲を移動中などリピート再生しています。
この曲自体は第99回全国高等学校サッカー選手権大会のテーマソングとして昨年12月にリリースされました。年末年始をまたぐ大会時に日本テレビ系列の放送で耳にした方もいたかと思います。

高校スポーツのテーマソングですから、部活動をやっている選手達にはストレートに響く曲だったと思います。12月に聴いた時は、いつものsumikaの歌声で曲調もいいなと思ってたんです。私も学生スポーツ出身者ですから、今回の曲テーマもハマったんですね。ところが、今週あらためて聴いたら何とも言えない気持ちになりました。その理由を以下に記します。

斬新な活動を展開するバンド
そもそも私はsumikaに注目してきたんですね。彼らの独特な歌声、メロディは耳に残るのですが、彼らが音楽シーンにこれまでと違ったファン層を獲得してきた様々な試みにも注目していました。私も自分の活動を置き換えて参考にしているものもあります。そんなsumikaのイコールという曲に2年前にゾッコンに。ちょうどラグビーW杯関連で全国動き回っている旅の友はイコールでした。

さて、そのsumikaの本音という曲が、実は今の東京都議会議員としての私の立場にシンクロすると、この3月に思ったんですね。一番下に歌詞も掲載しておきますが《「ああ 辞めちまおうかな」一人こぶしを握って爪が刺さった》で始まるんですね。1年前の今頃からコロナ対応議会が始まりました。当時は、東京都が議会に諮る事なく大量の東京都備蓄の防護服を中国へ送っていました。小池知事は議会無視などの手続き論などをすっ飛ばして、「中国に貸しを作れた、何か出来ることはないか?」と言われていると平気で答弁しました。その結果、4月には市中の各病院で防護服不足が生じ、調達部門はパンク。現場はパニックとなったのです。

先の見えない戦いで感じる
そして、この1年間、誰も指摘しない東京都庁という組織の問題点を、心ある議員仲間や有識者らと検証を重ねてきました。私の政治テーマは医療だと8年間やり続けてきましたが、こんなにも医療関係者や厚生労働省とやり取りしてきた事はありませんでした。そんな私のところにポツンポツンと内部からSOSのメッセージが届きます。普通なら、それをそのまま表に出して騒ぐのですが、私が利用される可能性もある事から、その類も1つ1つ裏取りをして改善の手を打ってきたのでした。ある時は、こういうブログや マスメディアで騒ぎ、ある時は全く別ルートで仕込んだり。

そんな事をやっていたら1年あっという間です。都政が不幸だったのは2021年7月に都議選を控えている事です。普通の議員はココで頭が一杯です。だから小池都政に不満があっても「世間受け」を優先する。マスコミと同じように自民党政権批判していれば世間と同じ目線になれますよね。そして、都庁舎でバチバチの議論を連日やっている議員がいる一方で、地元回りばかりの議員もいます。政党問わずですよ。私も、選挙が強いタイプじゃないですから、そうしたいんですけど、自分の中の使命感がそう出来ないんです。

孤独な議員活動を支えてくれた
するとですね、来週は都議会で予算の集中審議があるわけですが、ホントに孤独なんです。都庁職員は誰も寄り付かない。問い合わせしても、組織防衛の答えしか返ってこない。都庁の職員は自分たちの正義感では「都民」を見ているかもしれませんが、実際には「上司」を見てから「都民」を見ているんです。こんなバカな事があっていいのかと思います。重症者ベッド使用率の誤情報発信が話題になっています。小池陰謀論を湯唱える方もいます。私の直感では99.9%小池知事は関与していません。そんなフェイクを出すリスク を負うタイプじゃありません。

これも単純に「怒られるのが嫌」で責任を押し付けあってたら、マスコミが先に書いちゃった程度の話です。100%を超えた時点で、誰もが異常に気付いています。廊下でECMOを使用しているなんて非常識です。で、こんな事を毎日毎日やって、問題点を挙げても挙げても次から次へと課題が降ってくるんです 。役人は言い訳は天才的です。もうこういう文化をぶっ壊したいと考えながら、質問作りしていて聴いたのが「本音」でした。前述のように、同僚議員や心ある都職員らと都庁機構を変えたい。と強く思う私の心に響いたのですね。

竹槍1つで、都庁機構にどうやってメスを入れるべきかww
少なくとも、私は純粋に「都民生活向上」の1点で更なる質問を練り上げます。戦略の見えない2週間に持ち込んだ都庁機構の責任は重大だと考えています。


以下、 sumika本音の歌詞
「ああ 辞めちまおうかな」
一人こぶしを握って爪が刺さった

「ああ 辞めたくないよな」
本音はいつも君と肩を組んだ後

誰より泣いてきた君だと
近くにいた僕には分かる
きっとこの先
もう出会えない
仲間だと
奇跡だと
分かるから

走れ走れ走れ
涙より早く
走れ走れ
君と後悔より先へ

ありふれた言葉でも
「大丈夫 大丈夫」
共に行こう

挑め挑め
痛み悩み知る君と
醒めない醒めない
夢の続きがまだ見たい

ありふれた言葉だけど
「ありがとう ありがとう」
本音だから

「なあ 好き勝手いいよな」
心ない事を食らって
影落とす日も

「好きだけじゃないよな」
本音は君が知って
居てくれたらいいさ

柄にもなく熱いメールや
火花が散る喧嘩もしたね
馴れ合いじゃない
面倒でいい
そして僕・君じゃなく
‘僕ら’になる

巡り巡る
出会いと別れの中で
繋ぐ紡ぐ
他人同士だった
僕ら

ベタベタは苦手だけど
時には たまには
素直になろう

明日はどうなって
明後日はどうなって
未来はどうなってゆくんだろう

明日が雨でも
明後日が嵐でも
探せ(探せ)繋げ(繋げ)
僕らは

生きていれば
辛い事の方が多いよ
楽しいのは一瞬だけど
それでもいいよ

忘れずに憶えていよう
僕らの一瞬を
叫んで行こう

走れ走れ走れ
涙より早く
走れ走れ
君と夢見たその未来(さき)へ

照れるような言葉だけど
「出会えて よかった」
言葉にして
「ありがとう ありがとう」
伝えたいよ

本音だから

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