都議会いいかげんにしろ!!

おはようございます。東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

さて、今週末までが新年会等の新春行事のピークです。

そこで、よく投げかけれる言葉が「都議会いいかげんしろ」という内容です。これは都議会という狭い範囲を言っているのではなくて、「都政全体」を指しているというのが私の感覚です。

 

豊洲問題も延期はしたものの先行きが見えない。どこで結論を出すのだと言われます。私自身も政策ではなくて政局に左右されてリアルタイムに対処出来ないのは東京都にとって最大の不幸でしかないと思います。

 

小池知事と自民党

知事選以降の過程から、都知事と都議会自民党には亀裂が入っている事を心配されている方が多数いらっしゃる事もよく理解しています。しかしながら、昨日のブログ 小池知事の予算案について(自民党都議の感想)でも書きましたが、これまでの流れに逆らうような予算案ではありませんでした。私達が目標としている「世界で一番の東京」を実現する為に、持続発展可能な都市作りという観点からも、小池知事と都議会自民党の根本的な部分に相違が無い事は自明です。

 

知事議案に全て賛成の自民党

にも関わらず、突然に「今の都議会自民党を批判する」自民党都議が出てきたりしているので余計に分かりづらい・理解しづらい現況を生んでいるような気がしています。小池知事が取り組んだ昨年の第3回、第4回定例会における知事提出議案に自民党は全て賛成しました。一部で意見表明をした部分はあります。しかし、メディアが知事に近いとしているグループが全議案に賛成はしていないのが実情です。

 

「都政のワイドショー化」に危惧

このままでは、「都政の基本問題」がどこかに追いやられたまま「次の都議選」「世論」を意識するだけになる「ワイドショー都政」が繰り広げれるのではないかと心配しているのです。私はワイドショーに長年に携わった経験から述べますが、ワイドショーが都政、政治を扱うのは全く問題なく、もっとやって欲しいと考えています。小池知事が誕生して、ここに光が当たった事を大歓迎しています。これにより、より良い都政が生まれるはずです。しかし、報じられる側としての「都政のワイドショー化」には危惧しかありません。小手先のパフォーマンスばかりで、本質の議論が出来なければ、私達は何の為に存在しているのか?と問いたいのです。

 

都民ファーストVS自分ファースト

「都民ファースト」が支持されて小池都政が誕生したならば、本当の「都民ファースト」に立ち返るべきで、「自分ファースト」の都政人を厳しくチェック出来る次の都議選にしなくてはなりません。都議会議員127人。それぞれ様々な思いで仕事をされていると思いますが、きっちりとここに「透明性」を持たせるべきです。「信念無き者は去れ」と常々思っています。私達は偏に東京の為に全力で仕事をすべきであり、政治家として信念を曲げずに政策論争で道を切り拓くべきと考えています。その為の、政策集団としての会派であり、選挙の為にアピールする・動いていく集団ではないはずです。

 

今こそ自戒の念も込めて。

 

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