沖縄で決意する「日本に正論」。12月16、17、8日の活動報告。

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・42歳)です。

定例会が終わり直ぐに飛んだ先は沖縄県。これはYouTubeの企画で辺野古の現地を取材するというものでした。企画自体は、2020年の秋頃に立てて〔コロナが落ち着いたら〕としていたのですが、延び延びになってしまったものです。

辺野古の方と語り合って
私が約5年前、最初に辺野古で現地青年会メンバーと意見交換した時に、東京で伝えられる反対運動に「何かが違う」という感覚を持ったのが全てのきっかけでした。当時、米軍基地に対して、地元の人たちが割と友好的であったのです。そんな話をして、(今ではひろゆきさんの炎上騒動で話題になった)「抗議テント」に当時行ってみたら、一体何だろうと感じたものです。

そこから私は沖縄に行く度に、時間を作っては辺野古に行くようになったのでした。会議の合間に、ゴルフコンペの後とか、支援者とプロ野球のキャンプ地巡りの合間などなど。

そこから私なりに出した結論は、決して、抗議活動の「反対派」と喧嘩をする事が目的ではなく、様々な意見や見方がある事を広く発信して、地元の議論は地元の議論としても、全国レベルヌおいて冷静で判断・議論が出来るようにしていきたいという事でした。それからというもの、多角度から分析する必要性をマスコミの人たちにも話してきましたが、どうもピンと来ない。東京人が語る伝聞じゃダメだなんだなと思ったのです。

違和感を持った青木理氏の発言
一方で、基地移設反対派の声だけはどんどん発信されていく。そんな中で、例えば、青木理さんが名護での取材について発信しました。今年1月の名護市長選挙で現職が再選した後に毎日新聞に寄せた「沖縄・名護の切ない民意=青木理」という一稿。重ねて、TBS系列サンデーモーニングではこうも語りました。

ある人が言ったのは『名護に容認派なんていないと。いくら反対しても国は聞く耳を持たないし、作るじゃないか。だったら少しでも取れるものを取って生活を向上させたほうがいいじゃないかという考えだ』ある意味でそういう結果としての少し切ない民意。これで基地建設が地元が同意したというよりは、アメとムチで強いてるのは本土の我々なんだと考えないといけない。そもそもこの基地ができるのかということを考えると、これは沖縄の方々の問題だけではなくて我々がどう沖縄と向き合うのかというのを考えるべきだと思います。

こういう発言をテレビで聞いた人は、これが全てになってしまう。だからこそ、物の捉え方は幅広く、そして、基地についての考え方も、より現実的な視点の情報が必要ではないかと考えていました。前段のように、私が辺野古の方々と交流するようになってから、何か喉の奥で引っ掛かるものがある。これを自分なりに行動して除去しなければ、1人の日本人として後悔するだろうとより強く考えるようになったのです。

それから約11ヶ月経って、12月に沖縄へ向かう事になりました。
ひろゆきさんが契機となって“辺野古”を考える人が増加した直後のタイミングとなりました。この展開は予想していなかったけど、世間の方々が気になっている事象だからこそ、自分の力でも何かを伝えてるべきかなと、色々と企画を立てて現地との調整を続けていました。

1個人として抑えられない衝動
現在、よく動いてくれったと応援コメント多数ですが、中には東京都議が「横田」ではなく「辺野古」に行くのはおかしいという批判の声もあります。ただし、この類は私には当てはまりません。確かに、私には都議の肩書きもあるけど川松真一朗という個人が現状を憂いて思い立って動いたものにすぎません。

その意味では、自民党沖縄県連の仲間達にも声はかけませんでした。私のツイートやYouTubeで沖縄にいる事を知って連絡を下さった方はいましたが。仮に、これを政治論争に持ち込みたいなら、玉城知事や今年沖縄で行われた様々な首長選勝利に絡めて、より政治的な発信ができたでしょう。

しかし、思い立った私の立場はそれ以前の問題です。内地では青木さんのような論ばかりが発信され、それが民意にあるつつ中、角度が異なる情報を発信する事で、全国的に沖縄問題の見つめ方に一石を投じたかったのです。

全国からの見つめ方
青木さんが仰るように「沖縄の方々の問題だけではなくて我々がどう沖縄と向き合うのかというのを考えるべき」であるからこそ、マスメディアが伝えない現場を知った私の使命として行動しているのです。付け加えるならば、2009年8月の衆院選を控え、当時の民主党の鳩山由紀夫代表が普天間飛行場の移設先について「最低でも県外」と発言したものの、別の移設先は見つからず、結局「辺野古」で閣議決定した事が、更なる様々な感情を多くの方が持ったのは間違いありません。

これから、YouTubeなどでもお伝えしていきますが、物事は言葉1つで色々と印象が変わります。

例えば、私は「普天間飛行場の辺野古移設」と呼んでいますが、反対する方々は「辺野古新基地建設」と言います。現実には何も無いところに「辺野古基地」を作るのではなく、既存のキャンプ・シュワブの先に「増設」するもの。この認識が無い方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。(ただ新基地と呼ぶ方々は「陸上にある普天間飛行場と違い、新しく軍港も備える計画」ということで新基地としていますが。)

これは、福島における「ALPS処理水」を「汚染水」と呼ぶのも同様に実態を把握しづらくします。

『正確な情報』が個人の感想に負けぬよう
私はかつてメディアにいたからこそ、「正確な情報」にこだわっています。局アナとしてワイドショーなどで番組コーナーMCを務め、評論家やジャーナリストと丁々発止をしていましたが、局アナだからこそ「取材で得た」事しか喋れません。思い込みや個人の感想は述べてはいけない立場だからこそ「正確な情報」を徹底する習慣が身についています。この事で、大御所とぶつかる事もしばしばありました。少なくとも発信情報には取材や引用が必要だと。最近、テレビ局の人間で、この矩をこえている方が見受けられるのはメディアとしてどうなのかと憤っています。

したがって、今の「言ったもの勝ち」の世の中に、暖簾に腕押しと言われようが自分が信じる正論を打ち続けたいのです。都議会議員としては、小池知事誕生以来「都政に正論」をテーマに全力でやってきました。そして今、「日本に正論」も1つの柱として、我が国の諸課題にも取り組む事で「世直し」のきっかけを作りたいと考えています。幸いな事に、私はテレビ朝日時代から色々な分野を走り回ってきたからこその仲間が沢山いて、情報収集網もあります。議員になってからは、更に輪が広がっています。

私の座右の銘は「自我作古」。高校時代にこの言葉に出会って以来、常に実践してきました。「我をして古をなす」つまりは自分がその1歩を踏み出して、歴史を作っていくのだという「開拓者精神を忘れるな」と戒めにしています。時に意見の違う方々ともベストを見出すために議論を尽くしていきます。でも、自分自身はブレずに進んでいく事を沖縄滞在で決意したのでした。今後ともどうぞ、宜しくお願い致します。

2022年12月18日の活動記録
09:00〜ブログ作成
10:00〜那覇空港
PM 墨田区内
18:00〜墨田リトル忘年会

2022年12月17日の活動記録
09:00〜ブログ作成
10:00〜名護市内
14:00〜那覇市内
19:00〜意見交換
22:00〜YouTubeLive

2022年12月16日の活動記録
06:00〜羽田空港
11:30〜名護市内各所
17:00〜懇親会

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