東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・40歳)です。
都議会の新体制
都議会では通例8月1日からが[新年度]になります。本来であれば、統一地方選挙と呼ばれる全国一斉に行われる地方議会選挙の時の都議選が行われていましたが、1960年代に「黒い霧」と呼ばれて、汚職が相次いだ事から、当時選挙から2年経った7月に解散・選挙を行ってから、この時期が新任期となっています。これまで、私は都議会自民党では総務会長代行として、自民党会派運営・広報紙発行などを担当してきましたが、会派執行部から離れ報道室事務局長としてマスコミ対応の窓口を担います。私個人的には、このタイミングで会派運営から離れじっくりと政策等に向き合う時間が出来たと考えております。コロナ対応策では、より踏み切った医療政策・経済政策を思いっきり提唱していきたいと思っています。
ちなみに三役は小宮あんり幹事長(杉並区選出)、小松大祐政調会長(世田谷区選出)、柴崎みきお総務会長(練馬区選出)。特に小松さんは就任挨拶の中で「選挙公約の実現に向けて動く」と言明されました。減税実現への舵取り役になります。
議長は自民、副議長は都民ファースト
さて遡る事、2021年7月23日は都議会の新しい任期の始まりで、早速、議会が開かれて新議長・副議長が選出されました。それぞれ自民党の三宅しげき議長(世田谷選出)、本橋ひろたか副議長(豊島区選出)です。今の都議会に必要な事は「assembly in union」《団結する議会》だと都議選で訴え、その後も言い続けています。とは言え、これまで様々な事に意見をぶつけてきた私には「真逆な立ち位置」と言われる事もありますが、私は議論の上でのポジションであり、常に「東京の為」「世の為」というスタンスで発言をしてきました。
ですから、コロナに打ち克つという意味においては、皆が同じ目標設定ですが個別のテーマが異なります。私の掲げる「都政に正論」というスローガンは、どうしても敵を作りがちです。そして、それが自民党議員の主張とぶつかる事があります。でも、別に相手を憎んで喧嘩するわけでもなく、より良い社会作りに向けての過程で必要とあらば、いくらでも憎まれ役になるという思いで今日までやってきました。
「現場の声」を大切に
こういうブログだったり、YouTubeだったりSNSで発信だけでなく、街場を連日回っている「川松青年部」からは、とにかく大小様々な問題が集まってきます。私1人では対処しきれず、連日、墨田区議の先生方と問題解決に当たっているのですが、常に「現場の声」を重要視してきました。この姿勢は忘れずに突き進んで参ります。
そんな折、事務所の整理をしていたら橋本左内の「啓発録」のメモが出てきました。荒川区の小塚原回向院に墓があることから、もう十数年前に西川太一郎区長と論じた際のメモです。この左内は安政の大獄により26歳で刑に処せられた人物ですが、15歳の時に記したものです。私も20代でしたので、重く受け止めて西川区長と議論したものです。
1「稚心を去る」
自分の手でしか運命は変わらない。その第一歩は「幼い心」を捨て去ることである。
2「気を振う」
負けてたまるかというなにくそ魂こそが人を変える。常にそうした心を持つ。
3「志を立てる」
自分の心の向かうところをしっかりと決め、一度決心したからには、絶えず突き進む。
4「学を勉める」
学問を学美、世ために正しく生かすことが大切。
5「交友を択ぶ」
良き友を選ぶこと。心から尊敬でき、何かあった時に、真剣に心配してくれる友達こそ、何よりも大切にするべきである。
基本精神を忘れずに
この5つの心は、正にコロナ禍で混迷の日本の政治家に必要だろうと思っています。
私も都議会議員になった8年前にも、この心を忘れずにと西川区長と語り合った気持ちを今一度、教訓とし仕事に当たって参ります。これまでも、強い気持ちで政治活動をしてきましたが、個人的には3期目に突入、自民党も少ないながら第1党になりましたので、見える景色も変わるかもしれません。
しかし、私は政治家として、メディア人とは異なる角度で行政や政治にアプローチし、時に有権者の皆様には理解しづらい選択になるかもしれませんが、常に「世のため、人のため」という精神を忘れずに全力で仕事に向き合って参ります。何卒ご支援の程、宜しくお願い致します。
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