東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・40歳)です。
全国の課題
目下、ワクチン接種は全国様々な自治体の課題となっています。どうしても、世界レベルでのワクチン争奪戦が始まっており、直ぐに全員が接種できる供給が実現致しません。世界各国との争奪戦を経て、日本国としてワクチンを確保しても、今度は国内での争奪戦となってしまいます。当然、国会議員は北海道から沖縄まで全国の選挙区から選出され誰もがる中で、誰もが地元へ少しでも多くと考えるのは自然です。でも、私達、東京の立場からすれば、陽性者の数(人口も含め)などから、東京特有の事情をどこまでご理解頂けるかが課題でもあります。とは言え、少ないながらも東京にもワクチンが割り振られ、次は東京が都内の自治体へどう供給するかという段取りになっていくのです。
実際に、東京都は高齢者人口に着目するという方針を示しています。すると、総人口が多い、世田谷区、八王子市が必然的に高齢者人口が多くなるので、墨田区には「一気に」「大量に」とはいきませんでしたが、私の地元墨田区にもワクチンが届く見通しとなりました。
墨田区長の臨時会見
そこで、3月24日に山本亨墨田区長は臨時記者会見を開き、区内の新型コロナウイルスワクチンの接種計画を発表しました。
会見の内容を紹介致します。
墨田区としては、来月19日以降に高齢者施設の入所者などを先行して接種を始める方針となりました。
その後は、区民全員が接種する「接種率100%」を想定した計画で、高齢者の接種は5月10日に始まり、基礎疾患がある人や高齢者施設の職員への接種は6月21日から、60歳から64歳の人への接種が6月28日から、その他一般の方たちの接種は7月5日からの予定で準備を進めていく事になります。ただ、それぞれの年齢層カテゴリーにおいて接種率が下がれば、それぞれの接種の開始時期は早まる可能性にも言及しています。
4月19日〜高齢者施設の入所などで先行接種
5月10日〜高齢者
6月21日〜基礎疾患のある人
6月28日〜60から64歳の人
7月5日〜一般の人
そして、当初4ヶ月は集団接種を中心に実施し、5月1日からオンラインやコールセンターで接種の申し込みの予約を受け付けていきます。
また、既に報道が先行していました両国国技館での接種も、日本相撲協会のご理解とご協力により5月下旬と6月下旬には実現出来る見通しとなりました。この1年間、各力士の検査等も含めて墨田区と相撲協会の連携は本当にうまくいっております。これも山本区長、八角理事長のリーダーシップあってこその結果です。
しかしながら、まだまだワクチンに対しての情報が十分に区民の皆様に届いているとは言えない状況です。区長も安全性を理解して頂き、多くの方に接種して頂けるようにしたいと話されています。
墨田モデルはワクチンでも
私も先般ブログで記したように国ー都ー区の連携こそが重要と考えております。
参考:ワクチンめぐって国と都の連携のまずさは、こんなところにも
引き続き、皆様に情報をお届けすると共に、この「墨田区モデル」が全てではないと思いますが、どの自治体でも積極的かつ正確に情報発信が出来る体制が整備されていくよう、各地の仲間達と連携していきたいと考えています。
私の今のテーマは「医療を守る。雇用を守る。墨田を守る。」です。引き続き、山本区長や墨田区議会議員の先生方と全力で取り組んで参ります。
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