現在、原発か脱原発かというキーワードが並ぶ毎日ですが、「原子力」関連で話した事をふと思い出したので書いておこうと思ったのです。
1人は、民主党・野田佳彦財務大臣。もう1人は、自民党・谷垣禎一総裁です。
かつて、私の師の1人である小野晋也氏が突然、「真の政治家になる為にバッジを外す」と記者会見を開きました。議員という立場では、色々なしがらみに捕らわれ過ぎて、理想の世の中を作れないというんですね。衆議院議員当選5回。この頃は、まだ「政権交代の風」が吹き始める前で、次期選挙の情勢が悪かったわけではありません。ところが、辞めると決められたんです。
この事について、ある会合で隅にいらした野田さんのところへ小野さんには驚きましたねと話しかけに行ったんです。野田さんは小野さんとは松下政経塾1期生の同期なのです。志を立てたときからの盟友であり、小野さんとの昔話を取材した事もありました。
すると、ちょっと離れたとこにいる谷垣氏に、野田氏が小野晋也ももったいないすね。と声をかけて、3人でお話する事になったのです。その時の谷垣氏の話が印象的で今でも鮮明に覚えているんです。
「小野さんねぇ。かつて委員会で、原子力関連施設の場所について議論している時に、国会の地下に作ったらどうだろうかと質問された。国会議員は国民の為に働くのだから、国会の地下に施設があっても何ら問題は無いはずだとね。」
こんな事を、谷垣氏がふと口にされたのです。
小野さんはパフォーマンスではなく、本当に心の底から思っていたんです。そして、知る人ぞ知る。原子力問題を根幹から考え国会で議論していたのが小野さんです。こういう政治家が自民党にいたという事を頭に入れておきたいと思うのです。
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小野晋也さん、
一直線な方なんですね!
政治屋ではなく、政治家として政治道をきわめる方なんでしょう。
そういう方の存在はとても心強くありがたいですね。
これからもそんな隠されたエピソードを綴っていただけたら嬉しいです!
さて私にも大好きで信じて未来を共に創りたいと願って応援する数人の政治家
がいらっしゃいます。
もちろん川松さんも含めていつかその顔ぶれで内閣をつくる日まで、
何とか元気でいたいと思います。