音羽山親方の急逝を受けて。

おはようございます。

この週末に届いた音羽山親方の急逝が届きました。
SNS等の反応を見ても、本当に多くの方が驚かれたようです。

Facebookには簡潔に投稿しましたが、私個人にとって親方の思い出を記します。

現役時代。
何と言っても、曙相手に平蜘蛛型仕切りで意表を突いて勝った相撲は忘れられません。また、新入幕場所は初日から7連勝でまさか新入幕初優勝かと騒がれたりもしたのも印象的です。この頃は、調べてみると91年の九州場所ですから、私は小学生でした。それでも鮮明に今でも覚えています。

親方時代
私がテレビ朝日アナウンサーとして相撲記者クラブ入りをしてから一番のしょうげきは、音羽山親方含む7人の親方達いわゆる貴乃花グループが二所ノ関一門から飛び出した正にその日の事は忘れられません。

浅草のホテルで、二所ノ関一門会が行われ、長い時間を経て貴乃花グループの親方衆が会議室から出てきました。貴乃花親方や間垣親方がそそくさとエレベータに向かう中、私は音羽山親方の前に立ち、中の様子を一部始終引き出す事に成功したのです。丁寧に取材に応じて下さったのは正に音羽山親方のお人柄です。あの時点で、明確に貴乃花グループが一門から飛び出す事を最初に確認出来たタイミングでもありました。

思えば、その後にホテル一階で、二所ノ関一門の会見として二所ノ関親方と放駒親方のお話をたっぷりと聞きました。「覆水盆に返らず」という象徴的な感想を一言述べたのは可愛がって頂いた二所ノ関親方でした。

こう思うと、私にとってのあの日の浅草でのハイライトとなる3人の親方は今やみな天国へと旅立たれました。私自身は、様々な相撲界の動乱を間近で見つめ全力で応援してきた身として、語り継いでいく責任を感じた今日この頃です。

音羽山親方、本当にありがとうございました。

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