名古屋から全国へ届け。国技の魂。

おはようございます。

大相撲の本場所が日曜日から戻ってきました。一連の問題を経て更に成熟した土俵上の熱戦を期待しています。特に7月場所は1年前、NHKが放送中止という判断をしましたので、テレビで全国に名古屋場所が放送されるのは2年ぶりなのです。

私は大相撲を心から愛し、そして一人でも多くの方に大相撲を応援して頂きたいと願い、事ある毎に相撲の話をしてしまいます。日本の国技であり、日本の文化であり、日本の歴史である大相撲です。話だしたら話題は尽きないのです。私は相撲好きが嵩じて大相撲ダイジェストという番組を担当したいとテレビ朝日の門を叩きました。テレビ朝日入社の年に、番組が終了するという不運なタイミングでしたが、相撲記者クラブの一員として様々な取材を重ねて参りました。

この経験は立場が変わった今でも誇りですし、多くの相撲関係の方々と頻繁にコミュニケーションを取っています。

中でも、やはり今場所の最大の注目は大関・魁皇の大記録達成と更新です。これまで横綱・千代の富士が樹立し前人未踏の記録とされていた通算勝ち星数1045に王手をかけているのが魁皇です。5月の技量審査場所では1044まで記録を伸ばしたものの今場所は初日、二日目と黒星で足踏み状態が続いています。さすがに、大横綱の記録ですからそう簡単には並ぶことが出来ないのかもしれません。これが真剣勝負の醍なわけです。

先場所はブラジル出身の魁聖という同じ友綱部屋の関取が土俵を湧かせました。友綱コンビから今場所も目が離せませんね。

よく「今場所のポイントは?」と聞かれます。毎度の事なんですが「幕下上位の熱い戦いです。」と答えます。幕下と十両では力士生活にとってとてつもなく大きな違いがあります。新十両を狙う力士、再十両を狙う力士。逆に幕下陥落は何としてでも避けたい十両下位の力士。こういう人達の争いは幕内最高優勝争いとは異なった緊張感をみせるわけです。幕内経験者もいる今の幕下バトル。これを機にご贔屓力士を見つけてみては如何でしょうか?出身地や所属部屋から、さあ未来の横綱、大関を発掘しましょう。

ちなみに力士達は四股を踏みますよね。この四股には大きな意味があります。大地の邪悪な霊を鎮める為なのです。本場所が戻ってきた今、横綱・白鵬はじめ全力士の四股で、日本列島に安全と安心をもたらすための邪気払いが行われている事になります。

帰ってきた名古屋場所に、躍進する大相撲。そして増える相撲ファンを夢見る今日この頃です。

6月12日

2 件のコメント

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    テレビで中継を観ていると、例年以上にお客さんの入りが悪いですね。
    相撲人気回復の道のりは厳しいですが、また満員になるような相撲を見せ続けて欲しいです。
    私も、相撲人口の底辺拡大に頑張ろうと思います。
    ちなみに今日のNHK解説は武隈親方だそうですよ(^o^)

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    >エージェントDさん
    少し空席が目立ちますね。相撲には学ぶべき事が多いのですから、根本的な部分から幅広く知って貰いたいですよね。
    直近に八百長問題があったので、そのイメージを持たれている方が多いのも現実だと思います。しかし、お相撲さんのパワー、オーラを生観戦の中で感じて頂ければ相撲の美学、力士のかっこ良さを知って頂けるのではと思っています。

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