こんばんわ。
BMW本社でのセッションを終えて、次に向かったのはミュンヘン市都市計画局、ミュンヘン市社会福祉局および現地の日本国総領事館です。
都市計画局で、特に移動交通手段を都市政策として考えてきた現地の発想。また学者達と議論および実地調査を行いました。
ミュンヘンで特徴的なのは大胆にも、既存の道路を完全に自動車通行止めにし、歩行者専用区間を設置した1960年代~70年代にかけての都市政策です。
当時の市長がアメリカ・ロサンゼルスに渡航した際、車中心の交通ネットワークを目にしたときに、こういう交通政策は取りたくないと心を決めた時のマスタープランを軸とします。これに、ミュンヘンオリンピックの開催が決まり、更に都市計画の変更が大幅に進んだわけです。現在では、市街地には縦横に歩行者専用区間が張り巡らさられており、人の流れが生まれるネットワークの構築が出来ています。
大きな決断が町の流れを生んだ好事例です。上部の写真の箇所は少し前までは自動車道路だったところです。
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