小池知事は都政に専念出来るのか?(性格的に疑問)

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

希望の党代表辞任へ

小池百合子都知事が「希望の党」代表を突然お辞めになった。創業者責任うんぬんと言ってたわけですから、また前言を引っくり返した事になります。それは驚きもしません。どこかで見てきた光景です。一方で、「都民ファーストの会」政治資金パーティーには特別顧問として出席されるという分かりづらい動きを見せています。

 

 

たまたまユーチューブ上にパーティーの様子がありましたのでリンクを貼っておきます。

私が気になるのは小池知事の服装です。緑色のお召し物でありませんでした、すなわち勝負服ではなかった事が気になりました。あまり力が入っていないのかなと。

 

小池知事の力は無くなったのか?

これで小池知事の力はなくなったという見方があります。一方で、何か政策面で大胆な提言があるのではないかと警戒する見方もあります。私はこの大胆な提案を恐れています。それは、小池知事がメディアを賑わす大胆な提案をする時は必ず都政は混乱するからです。小池知事の一年は「無理を通して道理を引っ込める」事の連続でした。都政の2大テーマである五輪関連も市場関連も実は重大な問題を都議会自民党や特定の議員が引き起こしていません。入札契約に関しては小池都政下の改革が現場に重大な悪影響を及ぼしていました。

 

無理を通して道理が引っ込んだ小池都政

豊洲市場の追加対策工事も前に進みません。これも今春の都政改革本部による入札契約制度改革の犠牲というダブルでなっています。財務局は何度も小池知事顧問団に見解を伝えていた事は今週の議会で明らかになりました。この制度改革はは、そもそも不正のないものに無理やり手を加えたわけですから、いわば無理を通して道理が引っ込んだと言っても言い過ぎではありません。その結果、豊洲市場への追加工事は未だに全件契約に至りません。いつになったら豊洲移転は実現するのでしょうか。

(参考:「都政改革」か「都政最悪」か…入札契約制度の改革案について)

 

「見えない力」を証明して欲しい

契約に関しては今の都政改革本部からは安ければ安い方が良いという思想が見え隠れします。これも短絡的な見方であると私は思っています。コンサルタント業務などをやられる方は、何が正解か分からない日々動く事象に対して、ある程度「数値」で結果を出す必要があるのかもしれません。一つ一つの工事に、何か「見えない力」が働いて本来よりも高くなっていたと言うのならまだしも、その勝手に流された印象操作によって、一般都民もあると思い込んでおられる「見えない力」を証明する事もなく、いかにも改革のポーズの為に出された契約制度改革が多くの人達を困らせています。

 

五輪施設・豊洲施設に不正は無かった

まず、この1年間で都議会自民党が言われなき批判を受けてきた五輪関連施設と、豊洲市場工事について東京都財務局は公式見解として一連の入札契約に不正は無い、公正性は担保されているとしています。であるならば、まず、レッテルを張ってきた側は、潔く都議会自民党と特定の議員に謝るのが筋です。いかにも不正があったかのような段取りで、入札契約制度改革に踏み切った事が都政の混乱を引き起こしているのです。

 

来週はオリンピックの特別委員会で審議があります。全体予算が固まった事を受けての審議であり、私も建設的に質疑を行いたいと考えています。

 

都政に専念して頂こう

仮に知事が都政に専念されるというならば、私が再三訴えている知事本人及び顧問団には議会にお越し頂き、私達と直接議論して頂きたいです。いくら都の職員に質問しても、最後は政策判断という結論ですと直接お聞きするほかあり得ません。でも、負けを認めない性格でしょうから、まだまだ気は抜けません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です