今から70年前の下町は大変だった。

おはようございます。

昨日のブログで今年2015年から20年前の出来事である阪神・淡路大震災、オウム地下鉄サリン事件の教訓を今こそ思い出し東京の安全安心作りに邁進したい旨を書きました。

今日はそれよりさらに遡り、70年前の1945年を考えたいと思います。陸軍記念日の3月10日には東京下町大空襲、8月15日には終戦の玉音放送が流れました。

今の子供達には日本が戦争をしていた事にピンと来ない事が多いようです。しかし、正に大空襲の地で育った私は物心つく前から空襲体験を聞いて育ちました。まだ、30年前の頃ですからあちらこちらに生の語り部がおりました。ご案内の通り、70年前の事ですから、当時、10才の方でも今は80才となっています。

特に、定住率は低く流入人口が多い都市部だからこそ、そういった貴重な生の体験談を子供だけでなく、流入人口層の親御さんにも話を聞いて頂く機会を作らねばと思っています。

今、安心して日々の生活を送っているこの地は70年前の凄まじい空襲体験あってこそなんだという事を皆で共有しなければいけないと強く思っています。

靖国神社参拝の是非を問う社会風潮や、東京裁判の考察も含めて、リアルに自分達の祖父母が体験してきた私達は私達なりの価値観を持っていたりもします。

ある時、東京大空襲の体験談を聞きました。内容は負傷者の中には日本人だけでなく米兵もいたという事です。つまり、戦争は皆傷つくんだという主張でした。これは当時を体験したお医者さんの話です。

本や資料だけでは伝わらないリアルな体験談。この生の話を未来の安定した社会作りにしっかりと反映させていけるのかどうか。これは後世の私達が問われている大きな課題です。

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