こんばんわ。
大阪都構想の是非を問う住民投票まで1週間と迫ってきました。
賛成派、反対派の運動が活発化してきているようです。
少し前に、スコットランドの独立に対する住民投票というものがありましたが、まだあそこまでの世間の関心は高まっていないようです。あと1週間でどう展開されていくのでしょうか?
橋下徹大阪府知事が誕生して以降、「大阪」のあり方を全国が注目をしてきました。まさかの府知事陣からの松井知事、橋下市長誕生というドラマもあり世の中は一気に「維新の風」が吹いたわけです。その後、「大阪維新の会」は「日本維新の会」となり現在では「維新の党」として発展快勝を遂げてきたわけであります。
橋下市長の圧倒的なカリスマ性に引っ張られてきました。
地方自治とは住民自治を基本とするならば、地域の独自性が如何に色濃く反映されて、地域発展に大きく寄与していくのかが課題となるわけです。よく、大阪都は東京都みたいなものを作るんだと言われる方がいます。
その論調には「?」を投げかけたく場合もあります。そもそも、東京都は戦時下体制で、人材・物資等を一極集中する為に作られた制度であり、23特別区は不完全な自治体と言われています。特に独自性の中で特に重要となってくると私が考える課税自主権を持っていません。また、消防機能も持っていなかったりします。
本当に大阪がこのようなスタイルにしたいのか?したい場合には、今23区特別区が抱えている課題をどうクリアしていこうとしているのかを見極める必要があります。地方自治を行うに当たっては憲法92条を避けられません。
「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」
つまりは、地方政治がどんなに努力をしても、現行では「法律」ー「立法府」ー「国会」の図式の通り、国会議員が成立させる法律によって地方が運営される事になります。
どんな論理で、賛成派は論を繰り広げていくのか?とても注目をしています。
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