今こそ都議会で任期を超える仕事をしていきたいなと考えて。

おはようございます。東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

さて、一昨日は都議会文教委員会・事務事業質疑で対象局が生活文化局とオリンピック・パラリンピック準備局でした。常任委員会自体普段は条例や契約案件だったり、報告事項についても質疑を展開します。しかし、年に1回各局の事業について何を審議してもよいという事務事業質疑が行われます。

 

実際にオリンピック競技大会そのものについては、特別委員会を設置していますからここで議論されますので、私自身は今回は発言する必要もないかなと考えていました。しかし、小池知事誕生以降、特に都議会が注目され「豊洲問題」「五輪整備問題」という直面する課題に没頭する日々が続く中で、ふと自分自身と自問自答する中で自分が都議会議員としてあるいは政治家としての根本の魂を呼び覚まし心を奮い立たせています。

 

私自身がジョージタウン大学日米リーダーシップで学んできて以来、信念として持っている政治家観があります。それは「政治家は任期を超えなければいけない。」という壮大なテーマです。具体的に私はワシントンではケネディ大統領をよく学んだのですが、中でもケネディ大統領が「月へ行こう」という大きな夢を訴えて最高リーダーの座についたことです。結果として、志半ばで凶弾に倒れたわけですが、ケネディ大統領が蒔いた種は実を開き今では宇宙に行く事は夢ではなく現実のものとなっています。

 

また、私が様々な場面で紹介していますが竹下登元総理が政治家を引退する時にテープで発せられた引退宣言が私にとっての大きな衝撃体験です。元総理が歩みを止める時に「政治とは無限の理想への挑戦だ。」という言葉を遺されました。ケネディ大統領を学び、竹下総理のラストメッセージを思い起こし、以後は「無限の理想に挑戦し、任期を超える仕事をしたい」と思い続けているのです。この件は、今日は軽いまとめとしておきます。

 

実は一昨日の事務事業質疑に当り、対象2局の事業を隅々と見渡し、私自身の問題意識を全て抽出し、あれやこれやと現場の職員とのディスカッションを繰り返した上で「広報事業」「文化事業」「障害者スポーツ振興」の3点に絞って質問する事にしました。それ以外も、ただ質問するだけなら幾らでも出来るのですが、この質疑を通して東京都側の回答が「検討します」「今後の参考にします」と言った一歩踏み込まない回答になりそうな質問は全て外しました。

 

但し、各事業に付随して質問ではなく色々な要素をまとめて私からの政策提言、政策要望をお話致しました。前段のような、「無限の理想」「任期を超える」内容ばかりですので、今の時点で東京都理事者から答えが出ないのは当然です。ですので、ここからその話した内容のポイントを基に私の考えを記します。

 

当然ですが、原稿を作って臨めばコピー&ペーストでいけるのでしょうけど、普段から思い描いている事だからとメモだけ持って臨んだ質疑だったので、ここに全てを書き起こすのに時間がかかります。

 

1、広報事業について

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今まであれば、広報紙をベースに発信する事がベストだったのかもしれません。私は昨年2月に都議会本会議で都庁総合ホームページの見づらさを指摘し、異例の知事と局長の2人から全面的なリニューアルするという答弁を引き出しました。その事を受けて、テレビ朝日に勤務していらからこそ身近な「東京サイト」という東京都の提供番組の質の高さを評価した上で動画発信も含めてクロスメディアで都民全域に情報が行き渡るように工夫が必要だという趣旨の話をしました。

 

今、みんなにボランティアに参加して頂こうという雰囲気の中でみちょぱさんが登場する「ちょいボラ」の動画配信を都は行っていました。イベントは昨日行われましたが、こういう取組みに更に力を入れて欲しいと考えています。この事業ではSNS広告にも目をやっています。

 

各層ごとにターゲット媒体が変わるのは広告代理店やマーケティング等では当たり前でしょうが、都の広報チームの職員の皆さんが主体的に取り組む事、そこに小池知事の発信力が合わさる事で東京都を知って貰う大きな原動力になるのではないかと思うのです。

 

何故、こういう事に言及するのかというと、今の若手職員でも中高生あるいは大学生が扱う最新メディアについていけていない。極端な事を言えばみちょぱさんの動画が良いので見てねと言っても???の反応も多いのです。そこばかに力を入れるべきという事ではないのですが、日進月歩の技術開発の中で意識的に発信力を鍛えていかないと常に後追いで幅広い層に関心を持って頂き、共に東京あるいはTOKYOを作っていくという土台がいつまで経っても形成されないのではないかと思ったからです。

 

小池知事は情報公開を信条とされています。私は幅広い人達と情報共有から情報共鳴へと繋げていく事が大切だと考えています。

 

長くなりましたので、文化事業と障害者スポーツ振興については次にします。

 

 

 

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