大学ラグビーが熱い!!

ラグビーも取り上げます!!
今日はラグビーの話題です。さて、旧ブログは実は日本大学ラグビー部の奮闘を伝える事が半分、社会情勢を伝える事半分で2011年にスタートしましたが、近年はラグビーの投稿はほとんどありませんでした。11年当時はラグビー部広報担当として少しでも発信していこうと模索を始めた時期でした。

そんな中、私は毎週土曜日は夜9時からレインボータウンFMで「東京スクラム」という番組のパーソナリティを務めていますが、12日の放送でリクエストがありました。

世の中は暗い話題ばかり。コロナ禍で外に出る事も出来ないので、12月はスポーツシーズン色々と取り上げて欲しい、特にラグビーの大学選手権展望をという内容だったので実際に取り上げました。この明るい話題を少しでもというリスナーさんの声を受けて、ブログでも記そうと思います。と言っても、私なりの視点ですので、そこはご了承下さい。

12日の放送でも触れましたが「日大キャップをかぶって」オンエアに

大学ラグビーもいよいよ佳境に
いよいよラグビーの全国大学選手権もベスト8が決定しました。今年はそもそも関東対抗戦から5チーム、関東リーグ戦から3チーム、関西リーグから3チームに加えて、地方リーグ代表1チームの12チームで行われる大学選手権。

全国という名の通り、北海道から九州リーグまで全てのチームに出場の可能性があります。
第57回大会となった今年は、北海道・東北地区代表決定戦北海道大学八戸学院大学で11月3日に行われ、八戸が勝者として1回戦に出場。そして、東海・北陸・中国・四国地区の代表決定戦朝日大学(岐阜)IPU環太平洋大学(岡山)の間で11月14日に行われて朝日が勝利しました。また、九州大学ラグビーリーグ代表決定戦に勝利した福岡工業大学が出場という第57回大会です。

1回戦は、八戸学院と福工大で福工大が勝利、2回戦から登場の朝日大と福工大の一戦は福工大勝利となりました。この福工大と3回戦で対戦となったのは日本大学です。

私はこの一戦を他の方々とは違う思いで迎える事になりました。福工大監督の宮浦成敏氏は日大OBで元主将という私としては先輩にあたり、監督就任して10年目のシーズンですが、その直前には明治大学のサポートに入っていたり、NZワイカト協会に携わっていた関係で様々なところで顔を合わせてきました。ちょうど、監督に就任された直後に宗像で行われた九州高校ラグビー大会でお会いした記憶があるので、あれから時が経つのは早いなと感じています。

様々な思いの日大ー福工大戦
実は、2015年シーズンの1年を2部で過ごし、2016年に1部に戻った日大ですが、この年の2月に熊本の大会で宮浦さんとお会いして、福工大と日大の練習試合を夏合宿でどうかというお話になりました。

実際にこの時、8月24日菅平で練習試合を行いました。結果を今振り返ってみると、35-56(前21-28、後14-28)で日大は敗れました。日大側は試合日程が過密だった事もあってメンバーが主力を欠けていたとは言え負けは負けです。この悔しさを知るメンバーは、もうほとんどいませんが、モチベーションの保ち方含めて、やり続ける重要性を感じた一戦です。古豪とは言われるが強豪とは呼ばれない苦しい時期の頃です。

目黒学院高校の同級生、将来はワールドカップでの「共演」に期待

ライバルの再会
あれから、5シーズンを経て、全国の舞台で対戦する事となりました。結果は日大が108-0で勝利をする事が出来て準々決勝へコマを進める事になりました。私としては、両チームの留学生の絆を感じた一戦となりました。「日大の大砲」ハラシリ・シオネ選手(J)と、「福工大の柱」ヴァカラヒ・シオエリ選手(ラヒ)です。共に3年生ですが、同じトンガ出身の目黒学院高校卒業生です。

更に言えば、ラヒ選手は中学から日本への留学生で、Jからすると早く日本に来ていた先輩です。彼らが高校2年の時に、花園出場有力と言われながら準決勝で明大中野に江戸川で敗れて、その思いを晴らすべく3年生になった翌年は見事花園出場。準優勝となった大阪桐蔭に3回戦で敗れました。それ以来、この2人が同じピッチに立つ事になりました。私は彼らがまだ進路を決める前から目黒学院を追いかけていた事もあり、2人の事をずっとウオッチしてきました。余談ですが、当時中々、日大の門を叩いてくれる高校生がいない中で、数々の選択肢から日大を選んでくれたのがJでした。

さて、試合前から、お互いが意識しているのは感じていましたが、二人がガッツリとぶつかり合うプレーがありました。前半35分日大が攻めてラックになったプレー。ディフェンス側でボールに絡みに行くラヒに対してオーバーにいったのがJでした。お互い力づくの1プレーですが、この場面でラヒが負傷してしまい、そのまま交替となってしまったのです。皮肉にも、ラヒの今季最後のプレーはJとの攻防戦でした。

ハラシリ・シオネは3トライ

東京と福岡で離れたけど、心が繋がっている2人。ラヒは高校日本代表、U20日本代表として日の丸を背負った経験があります。代表候補止まりまでの経験しかないJも負けじと、今年は大学生活で本格的にプロップにも挑戦、日本代表になるかトンガ代表になるか分かりませんが、国を背負うプレイヤーになるという思いで日々鍛錬しています。

日大は2年連続ベスト8へ
この試合が、ご案内の通り、日本大学が108-0で勝利。日大が公式戦で100点を超えたのは初めてという報道もされたくらいの内容でした。日本ラグビー協会・公式レポートはコチラから。https://www.rugby-japan.jp/news/2020/12/14/50621

ちなみに、日大は昨年の選手権ではベスト8・準々決勝で優勝した早稲田に敗れました。この時に、司令塔として「W」の光を見せた岸岡選手がこんなツイートをされていました。

https://twitter.com/Rug10cham/status/1338447084509306880?s=20

次は明治大学と日大
日大とすれば、次は優勝候補大本命・対抗戦を制した明治大学との一戦です。
12月19日 土曜日午後2時キックオフ 皆様、応援を宜しくお願いします。

メンバー外なった部員もONE TEAMで戦い抜く日大

※あとがき
テレビ朝日アナウンサー時代に、全日本大学駅伝や学生野球、インカレ水泳など学生スポーツの実況を担当しました。いつも関東、関西リーグ以外の選手達は「地方の意地」のような事を話されていました。中でも、印象的だったのが2003、2004年と明治神宮野球大会を制した東亜大学だったのですが、16年前の事を鮮明に覚えています。今日、ここでご紹介した福工大も地方大学の代表としていう意識が強かったわけですが、彼らに勝った日大はここまでに戦ってきた各地区の代表選手の思いも背負った明治にぶつかっていく事になります。

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