市場の自己検証報告について(補足)。

おはようございます。東京都議会議員(墨田区選出)の川松真一朗です。

 

昨日深夜に小池知事の記者会見に基づいて、自己検証報告書に触れました。「誰がやったか分からない事が分かった」という件ですが、何だか中途半端なブログ記事だと言う指摘を頂きました。

 

あくまで「豊洲市場空間に関する調査特別チーム」が出してきたものですが、メンバーは政策企画局長・局次長、総務局長、都市整備局長・技監、中央卸売市場長・次長、総務局主席観察員です。

 

報告書全文は「中央卸売市場」ウェブサイトにありますので興味のある方はご覧下さい。設計変更決定で何かが動いたと思われるのはリンク先にあるポイントのPDFにある第2段階の基本設計を進めていた時点。次に平成23年8月18日に新市場整備部で部課長会議が開催された3段階では地下モニタリング空間を設置する方針が新市場整備部として確認されているのですが、管理部長・市場長への説明が不十分なまま進んでしまったとあります。

 

↑の新市場整備部は新宿都庁舎でなく、築地にあったという事で、この間のコミュニケーションにも問題があったのではという推測もしています。

 

とは言え、計21回にわたる都議会の説明は明らかに虚偽で、専門家会議や技術会議に報告していなかった事も問題で、この点は「思い込み」という報告になってはいるのですが、知事が会見で触れたガバナンスの責任感の欠如という言葉では済まされないだろう。一方で、プロジェクトチームでは空洞は「都の技術系の英知」と評しているメンバーもいたりする。

 

セクションごとの仕事はきっちりしているのに、設計変更の報告などが上司になされなかった点は今後絶対にあってはならないわけで、これは市場だけでなく全局にわたって都庁舎内全体で今一度意識を引き締めなければならないです。

 

豊洲空洞問題が出てきたのが3週間前。あっという間の3週間ですが、私も各所へのインタビューを繰り返す中で、最近、霞んではいるが都庁機構の課題が見え隠れしてきたわけです。来週⑤日は本会議にて一般質問。この都議会任期中では私にとって最後の一般質問になるだろうと思われます。都政に足跡を残せる質問をしようと昨夜も結局ほぼほぼ徹夜になってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

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