IoT時代の地方創生。「ニュー」メディアを活用したローカルの絆は!?

こんにちは。

「地方創生」という言葉をどう理解していくか。
これは私達の地元である東京・下町も一つの「地方」であり、そこは世界で認められる「東京」あるいは「TOKYO」の一部であるかもしれませんが、そこで同じようなグローバルな発展ばかりを見ていても「下町」の良さを見逃してしまいそうです。

というのも、これからIoTが進んでいきインターネットが空気のような存在になってくと、そこにはITを通じて世界と繋がっている世界と、現実的につながる地域限定の世界に二極化していくことは必然です。

その時に、下町には下町独自の地域コミュニティを確保しておく事が、次世代の地域間競争に勝ち抜いていけるのではないのかなと思っています。

今までは、情報を伝えるマスメディアによって、何か価値観が同じような方向に進んでいたような気がします。ところが、メディアのあり方が進歩していく課程において、独自の価値観が重用視されているような気がします。しいて言えば、メディア環境が発達する前の「地域回覧板」的な情報ソースがSNS上で見られるようになってきました。

「どこそこの総菜店は今日はお休みです」とか「あそこで事故があった」とか、私がfacebookを眺めているとよく投稿されていて、それに「いいね!」やコメントがよくついています。特に注目しているのは、町会・自治会加入率が年々低下している中で、SNSを通して自分の居住する地域に関心を持ち、地域情報を大切にしようという人が増えている現況についてです。

このような地域情報はグローバルな舞台ではone of them であり、広い世界の中でそれこそ大海に垂らしたインクの一滴です。この場面では、このネット環境が配置された中で既に「フラット化」した社会においては、世界向けへの情報発信が当たり前となる最低限の鍵であり、世界中のどこからでも関心の持てる事項を展開していく事になるでしょう。多くの投資家が注目を集めるビットコインの普及が進めば進む程に、その傾向は強くなっていくと思います。

例えば、我が地元の墨田区では「真の価値」を持った手作業で丁寧に作り上げるニット屋さんがあったりします。だからと言って、地元の人がこぞって毎日身につけられません。当然、コストを純粋に乗せれば販売価格としてはそれ相応の値段がつきます。ところが、その価値を重要と捉える人はどこにいるか分かりません。欧米に沢山いるでしょう。私が言う所の「TOKYO」ブランドです。綿密な戦略に基づけば、ワンクリックで世界中から注文が入ってくる可能性を秘めた競争力を持ちます。

と同時に、「地域ニュース」をベースとする情報網に乗っけるにはより身近なテーマが必要になってきます。が、このコミュニティを対象にした情報発信を効果的に活用する事で、地域商店街への呼び込みや決して大きくないローカルイベントの賑わいを創出する事ができるはずです。

今、実はここから先の具体策を思い悩み、最先端の科学を追い求めながら海外メディアやTEDのプレゼンを見ながら思いを馳せています。「下町」というローカルコミュニティを後世に残しながら、新たな新住民も巻き込んで行くITを介した「ニュー・コミュニティ」を創出する事が次世代の墨田区に住む子供から高齢者までの幸福を導く方策だと信じています。まとまっていないですが、ヒントを皆さんと探っていきたいなと。「地方創生」には色々な方策があるんだと。

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