東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。
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今日の記者会見では、ここを責める記者の方がおられた。そもそも、売買契約書には石原氏の「サイン」は無い。「石原慎太郎」と印刷された文字と、東京都知事の各印が押されています。しかも角印は「財務局」「東京都知事」という文字が見える印影です。この角印を本人が押すという事は一般論では考えにくいのです。
東京都公印規定
東京都庁には東京都公印規定があり、その第十一条に公印押印上の注意という規定があります。これはそういう事かというと、起案文書に基づいて公印を押印する人がいる事を指します。つまり、どれだけ記者がココを責めても、石原元知事が「調印式」でもしていない限り、自ら押印するという事はあり得ないのです。
調印式はあったのか
どなたかが、東京ガス及び東京ガス豊洲開発社の当時の社長名を挙げて、一緒に押印していないのかと問いましたが、これも同様で「調印式」をしていなければ、事務的な文書の取扱いで事が進んでいたと推測され、石原元知事は嘘をついていないのではないかと考える事が出来ます。
「記憶が無い」の真実は?
つまり石原元知事が押印の「記憶が無い」とされる事を、ロッキード事件と並べて逃げていると一方的な批判がどちらかと言うと多いのですが、冷静に判断すれば正に「記憶に無い」可能性もあります。ここの点を詳らかにした上で、いわゆる「記憶に無い」という表現が「忘れている」のか「そもそも何も無い」のかは昨日の会見ベースでは断定出来ないのではないかと考えます。
あわせて、名指しされた前川練馬区長は反論会見を行われましたが、実際に東京都が東京ガスと契約となった平成23年には前川氏は都を退職されていたことは事実です。ですので、石原氏が敢えて前川氏の名前を会見の場で名指ししたのか、ここが私の気になるところです。
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