知事選終わって1週間後のTV出演。

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

気持ち新たにTV出演
7月11日に東京MXテレビ「田村淳の訊きたい放題!」に出演してきました。
都知事選・都議会補選を終えたばかりの生放送で、この話題が主軸になるのは覚悟していました。「なぜ自民党は候補者を出さなかったのか?」「小池百合子を支持するのか?」「都議補選全勝で自民党の時代が来ると思っているのか?」などなど、あらかじめ想定内の話だったという感想です。

番組twitterより @kikitai9ch

本当に自民党は補選で勝ったのか?
実際には、私は都議補選4選挙区全勝は7月5日だけは嬉しかったわけですが、そうそう喜んではいられません。というのも、今回北区での得票ですが、
〇やまだ加奈子(自民党)52,225票
〇斎藤りえ(立憲民主党)36,215票
〇佐藤こと(日本維新の会)33,903票
〇天風いぶき(都民ファーストの会)23,186票
〇しんどうかな(ホリエモン新党)6,125票

でした、これを2017年都議選と比較してみたいと思います。
〇おときた駿(都民ファーストの会)56,376票
〇大松あきら(公明党)34,501票
〇そねはじめ(日本共産党)30,374票
〇高木啓(自民党)29,135票
〇和田宗春(民進党)8,316票


補欠選挙として1人を選ぶのが今年の選挙でしたから、じゃっかん傾向が事なるとは言え、2017年に小池旋風に乗った音喜多さんの票数に着目。今回を見ると佐藤さんと天風さんの票を合算すると似たような数字になります。ですので、番組でも触れましたが、今回は「都民ファースト陣営」の内部抗争により票が割れた事の要因も大きく、仮に、佐藤さんか天風さんかのどちらか1人しか立てない選挙であれば、結果も見えなかったというくらいの激戦であります。

こちらで北区補選感想を語りました。

議会は都議選選挙区定数是正も議論中
また、他にも、今、都議会では各選挙区の定数是正が話し合われており、今回、補選のあった大田区は、私の地元・墨田区と共に定数減対象区として俎上に載っている選挙区でもあります。ですので、もしこの協議が進み、定数減となれば、また構図も変わってくるのは当然です。北区は17年選挙で定数が4から3に減って自民党候補者が落選しました。

こういう背景を触れずして自民党大勝ばかり伝えると、私は間違った世論形成になると考えています。番組でも再三触れましたが、いつも一緒に出演している伊藤ゆう都議が指摘する「怨念の政治」という「小池vs都議会自民党」という都民の為にならない構図は、マスコミなどが喜ぶだけであり、真に東京の未来を考えた政策論争をすべきだと考えています。

北区補選最終街頭演説の準備
番組で使用されたパネル

都政は新しいステージへ
同じく本日出演したジャーナリストの鈴木哲夫さんも「議会構成」「権力闘争」を主眼にされた話でしたので、コマーシャルにいかなければならない確定時間が迫っていたのは承知でしたが「親小池、反小池で選ぶ選挙はやめましょう。東京の為の選挙を。」と私は言い切りました。

たしかに、これまで私は再三再四、小池都政に対して厳しい意見をぶつけてきた立場である事は間違いありません。オリンピックの会場見直し、文化事業の大型予算のつけ方、築地市場移転問題などで、いかに都政の進め方が問題かという事を都知事、東京都執行部側のみならず広く都民の皆様方に発信をしてきたわけです。しかし、それも全て、「小池百合子」さんという1人の人物を好きだ嫌いの議論してきたのではなく、全ては「東京都」の為の政策論争でした。これを一部の都議やマスコミが「権力闘争」に置き換えてきた4年間でした。

ですので、私はそういう小さな視点での議論、マスコミ報道にうんざりしています。このままでは、コロナ対応が目下の課題ですが、今後、向き合わなければならない五輪延期費用なども議論していかねばなりません。その時に、机上の議論以外の余計な話題が入るのは効率が悪くなります。ですので、本質的な政策議論で「東京を前に進めたい」と純粋に考えているだけです。

都民は新基準を評価していないみたい


私の政治姿勢は変わらず前へ
自民党が候補者を何故立てなかったのかというのは厳しいご指摘はこれからずっと付いて回るのは承知ですが、少なくとも366万票獲得という民意を無視する事も出来ません。その上で、きっちりと私は是々非々でで小池都政と政策論議をしていく姿勢は変わりません。引き続き、厳しいご指導ご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

鈴木奈々さんへ放送終了後、お誕生日の花束が淳さんから
番組twitterより @kikitai9ch

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