今夏の都議選、参院選は重要だ。

おはようございます。

3月も残り10日あまり。本日19日は日本大学の全運動部が一同に会し優勝部祝勝会ならびに卒業生を送る会が行われました。私の大学卒業が2003年ですから、正に10年の一区切りです。この10年間は皆さんにとってはどんなものだったでしょうか?

現在、アベノミクスで雇用アップ、給料アップが現実的になってきているわけですが、ほとんどの企業で10年前と今とでは初任給の待遇は変わっていないのではないでしょうか?景気が回復していないから当然だとお答えになられる方も沢山いらっしゃるでしょう。

社会全体のテーマとしてサラリーマンの給料アップを実現させて、国民共通の景気高揚感を共有したいわけです。そう簡単にいかないからこそ、デフレ脱却には時間がかかっているので、私一人がブログ記事を書いたからと言って無力です。しかし、お一人お一人が手を取り合い、共通の目標を持ちパワーが集中したときに新たな時代を迎えられると考えます。

先日も下町の若手経営者あるいは経営者見習いのメンバーとスカイツリーふもとで熱い居酒屋談義になりましたが、「ふわっとした民意」を除去したいという私の発言をきっかけに政治経済、教育、メディアなどお店の暖簾が仕舞われた後も長々と続きました。大体、出てくるのが政治家が悪い、テレビが悪いという発言です。両者に足を突っ込んでいる私は真っ向から議論に臨みます。勿論、いくら時間あっても足りないのです。

森元総理のロシア訪問のニュースを見て「森に何が出来るんだ」と揶揄する人に「あなたは森元総理の何を知っているのか?」と質問します。まず、ほとんどの人はこの問いに答えられません。アベノミクスで円安が進むニュースを見て「円安で不利な企業もあるからダメだ」と言う人に「あなたは円安と円高どちらがいいと思うのか?」と聞いてみます。大体曖昧な答えです。決して、私はそういう発言をする人を否定はしません。答える背景にこだわりがあればいいと思います。よくする質問は他にも「鳩山由起夫という人物に何を期待していたのか?」なんていうものもあります。

この世の中、情報量が多過ぎてオールマイティに情報整理をするのは難しい時代です。だからこそ、じっくり腰を据えて物事を考えるよりはイメージで考えた方が楽だし、それっぽくなるのです。ところが、実態を掴まないままにイメージだけでやり過ごすととんでもない事になってしまうことを私達は学んできました。

東京都政で見れば、青島幸男知事を生んだ選挙あたりからこの傾向が強まります。選挙がイメージ、人気投票になってしまいました。前任の鈴木俊一都知事は3選で辞める事無く4選に突入します。一つの節目はここだったのかもしれません。行政知識、手腕、議会とのパイプ含めて青島知事に破れた石原信雄氏の方が上だったと考えるのは私だけではないかと思います。それでも青島氏は強力なブレーンを身につけて特に後半2年をやりきります。と言っても世界都市博中止という目玉以外の公約を果たせぬまま知事を退きました。歴史にifは存在しないので、どちらが正しかったかは議論の対象になりませんが、それ以降、明らかにイメージ先行の選挙が続いているのではないでしょうか?

これからの情報過多時代を生き抜くにはどれだけ正しい事を選択し実践できるかです。個人ベースの事案ならば、その選択が成功か失敗か個人に関わる事ですから関係ありません。それが、政治ベースだったらどうでしょう。もう失敗しない本物へ。今夏の都議選、参院選は本当に本気で「日本を、取り戻す。」戦いだという認識です。

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