おはようございます。
今は2015年。皇紀で2675年。
平成27年です。
昭和が終わって30年近く経つわけですが、まだまだ昭和の香りを残している場面が多々あります。
政治の世界で言えば、明治22年に最初の衆院選が開かれた時は直接国税15円以上納税の男子にしか投票権が与えられませんでした。明治33年に納税額が10円以上となり、大正8年に3円以上となります。そして、大正14年に25歳以上の男子全員に投票権が与えられる男子普通選挙となります。
1945年昭和20年に、今のスタイルとなる20歳以上の男女という完全普通選挙が実現したわけです。平成の世では、この20歳が18歳へと引き下げられようといています。
長い時間をかけて成熟してきた姿が見え隠れするわけですが、どちらかというとマスコミ含めて政治家の捉え方が平成27年よりは昭和20年に近いのが現状です。
その最たる例が、渋谷区長選挙でこれまでの常識であれば大変厳しいと予想されていた長谷部健区長が下馬評を覆し当選しました。これは、渋谷区という若者が多く住み、定住人口よりも移住人口に勢いがある地域だからこその結果だったのかもしれません。
しかしながら、徐々に時代は前へ前へと進んでいるわけで、近い将来、様々な地域で似たような現象が発生してくるはずです。
これは、政治家という存在が威厳があり格式あった時代から、誰がやっても変わらないという時代を経て、そして今かっこいいと思われる政治家像を生み出していくべき時代に来ているのではと思ってならないのです。
これは職人政治家という表現が適切か分かりませんが、プロフェッショナルとしての自負がある政治家が未来を切り拓いていく風が必要だと感じています。
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