職人技にはストーリーを愉しむ。

おはようございます。

昨日は左官業の話題に触れたわけですが、職人技としては畳職人も私の身近にいます。
左官業も同じですが、材料や手間ひま、あるいは費用といった点”だけ”を考えると、職人技というのは絶対的に一義的にはかかってしまいます。

クロス一枚取っても、安いものから和紙で作られたものまで本当に様々であります。

ようは利用者の価値観と職人技のマッチングが様々な所で展開されないと、需給バランスはどんどん崩れていくのは当然です。

この価値観をどう醸成させていくべきか、住居であればそれは個人の好みが反映されるわけで、左官業の塗り壁とモダンなクロス張りでは全くそこの思想は異なります。
ただ、職人の技にはストーリーがあります。
「技は見て盗め」と言われますが、親方の背中を見てここに至までにはドラマがあります。
決して、工場では生産出来ないものです。

そのストーリーまでも加味しながら職人芸を保存させていかねばなりません。

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