小池知事の情報「非」公開について。

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

小池知事の情報公開

今日の予算特別委員会において、情報公開についての小池知事の考えを自民党議員が問い質しました。

 

1つポイントに挙げたのは検査済証について。そもそも、検査済証とは「建築基準法(以下、法)第7条第5項に定められたもので、「建築物及びその敷地が建築基準関連規定に適合している」ことを証する文書です。

 

検査済証について

さて、何が問題かです。

この確認申請は、豊洲の5街区12月9日、6・7街区は12月13日に東京都知事が申請をして、12月14日にいずれも検査をして、12月28日に検査済証を東京都建築主事が交付したものです。ちなみに建築主事は建築基準法4条で都道府県知事が命じることになっています。

 

ここから時系列にまとめます。

12月28日に検査済証交付。

 1月20日に市場当局から知事へ報告。

 2月28日に高木幹事長質問に答える形で表明。

 

このタイムラグに正当性はあるんだろうかという議論を行ったのです。

 

盛り土が無かったその時は・・・

これとの比較は誰もが覚えている豊洲市場の地下に盛り土がある事が判明したのは9月10日ですが、小池知事が市場長からこの日に「盛り土が無い」という報告をされたのは16時です。

 

9月10日 16時に小池知事へ報告

 同    17時に小池知事会見

 

上記の検査済証は、豊洲市場の建屋の安全性が一時期に報道されたりする中で、建物の安全を世間に知らしめる意味を持ちますが、少なくとも知事が報告を受けてから1ヶ月以上も放置され情報公開されませんでした。しかも市場長答弁で高木幹事長の代表質問がなかったら公開していなかったような発言もありました。

 

一方で、盛り土問題は1時間後に緊急記者会見を開いているのです。

 

もっと平たく言うと、

豊洲の安全性を示唆する情報は1ヶ月以上も放置され、

豊洲の危険性を示唆する情報は1時間後に緊急記者会見を開いているのです。

(*盛り土が無いのは正しかったのですが当時の雰囲気は危険性の視点だった)

 

これが、情報公開を一丁目一番地と口にして、消費者の選択に必要な情報を公開していくという小池知事の基本姿勢に軸が無い事を表した事になります。

 

これは、引き続き3日目の自民党質問でも認識を確認して参ります。

 

知事は混同されているのか

加えて、小池知事は検査済証の公表が遅かった理由としてPTの議論もある旨の発言をされたのです。これも何を混同されているのか分からないのです。

 

市場PT ⇒知事に助言が出来る。

建築主事 ⇒建築基準法に定められている。

 

その役割は全く違うのです。ここも小池知事へ認識の確認ポイントです。

 

 

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