小池知事への代表質問。色々な事情があいまって。

おはようございます。東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

昨日の都議会代表質問は各ニュースで報じられ賛否両論あるようです。私の所にも様々な意見が届いています。

 

ニュースにはなっていないようですが、崎山先生が自ら述べていらっしゃったのは、自分自身も8月1日に政調会長就任以来、色々と自問しながら仕事をされてきたという事でした。(下記動画1時間2分あたり)議会運営にあたり今までと雰囲気が異なっておられたのかと私は推察します。

 

そもそも、昨日の本会議以前に、小池都知事は就任後の前回定例会の知事所信表明ではこのように語っておられました。

「都議会の皆様と、知事、職員が、馴れ合いや根回しで事を円く収めるのではなく、都民の皆様の前でその決定過程を詳らかにご覧いただく。都民の利益のために、一刻も急がねばならない事案、施策につきましては、都議会の皆様の迅速なご承認を賜りますよう、切にお願いを申し上げます。知事個人の利益のためではなく、都議会の皆様の利益のためでもなく、都民のため、つまり、都民全体の利益が最大化すると信じることを、お互いに議論をぶつけ合う。それが、新しい都政における都議会の姿だと考えております。」

 

 

また、都議会本会議の質問については、一部の議員や識者から「学芸会」「台本読み」「予定調和」といった批判されていたのも事実です。私は下記に引用させて頂いた橋下氏のようにノーガードの打ち合いは建設的な議論は出来ないから、「これは議会運営上で先人が残してきた智恵なんだ」とその都度に評論家や有権者に説明して参りました。私の論だけでも説得力が無いのでツイートを紹介させて頂きました。

 

話を基に戻しますと、小池知事の前定例会での発言なども含めて、議会と知事との間に立つ事になる都庁職員の皆さんはこれまた崎山先生とは雰囲気が異なれど、様々な思いを抱えながら仕事をされてきたのではないかなと思います。私自身も職員の皆さんに迷惑をかけてもいけませんから必要以上に接するのを自粛しているくらいです。

 

その一端として、過日の「横浜文書」。横浜市・市民局長が東京都・オリンピック・パラリンピック準備局長に宛てた文書で都庁内にあるわけですが、これも誰が議会に出した出さないの議論になって都庁職員を巻き込んでも申し訳ないので、私自身が横浜市から直接頂いてきました。当然、横浜市は記者会見をされているので大丈夫だろうと思いお願いさせて頂いたのです。この文書については今週火曜日の特別委員会で委員会として資料要求となりました。

 

つまり、そんな状況だからこそ、今回は知事に近い部署の方々も互いの緊張感から「質問取り」は難航したのだと思います。ただ、知事が自ら言及されたように都民の皆様に今回のやり取りが明らかになりました。本会議は一問一答式ではありませんので、質問を書き取れないという事態を招いたようですが、今後どんな議会運営が最善なのか皆様と考える機会になったと思えば良いのではないかと思います。

 

これから、各委員会でも活発な議論が行われるますよ、きっと。勿論、これまでも活発な議論は行われていたんですが、証拠映像が無いのが残念です。

 

ちなみに明日は13時から文教委員会。私自身、どうしても腑に落ちない案件があるので質問に立ちます。

 

 

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