都民ファーストは「人生を変えてくれる」事が分かった。

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

都議選後初の本会議質問

8月30日は東京都議会臨時会における本会議質問が行われました。今夏の都議選後初めてとなる議会と知事の質疑でしたので、各会派がどの様なスタンスで知事に質問されるのかじっと見つめていました。

 

東京大改革とは・・・

最初に登壇したのは最大会派となった都民ファーストの木村基成都議。市場移転問題をめぐっての流れを振り返り、豊洲市場の地下ピットや地下水についてを指摘し「東京大改革」というフレーズが耳に残るくらい連発していた印象です。小池知事を前面に出して選挙で勝たれた都民Fらしい質問だったと思います。但し、質問をされた木村都議は約1年前は都議会自民党の役員でしたし、自民党として昨夏の参院選や都知事選を共に戦った同志であっただけに複雑です。また、自民党を割って出られたのが昨年末ですから、それまでの間、行政的な瑕疵を自民党内でも激しく議論して頂きたかったなと感じます。

 

自民党都議と都民ファースト都議

そして、昨日は2016年の政務活動費が公開されて以下の様な記事も出ました。

「都民フ 自民から合流の2人が政活費で飲食(毎日新聞)」

少なくとも支出に関しては、それぞれが政務活動と考える範囲で請求するわけですから個々の判断によるところが大きいわけです。しかしながら、記事中の木村都議のコメントは「自民党都議」と「都民ファースト都議」を使い分けている所が引っかかります。私達は会派に所属する以前に一都議です。会派の意向で取材を受ける・受けないを決めるのもおかしいと私が指摘する点もここにあります。

 

そうこうしていると「毎日新聞がかわいそうだ」と新聞・テレビ各記者から私の所に連絡が来ました。知事側が上記の記事について「都民ファースト」は関係ない時の政務活動費だから毎日の記事の書き方がおかしいと言っているという事でした。

 

様々な都民F議員に期待をしていた事実

私は各メディアにも答えているのですが、都民ファーストの議員団は「様々な」背景を持たれている方が沢山いるので新たな視点を基に都議会が活性化されるのではとひっそりと期待している面もあります。でも、昨日一日の雰囲気を見ているとどうもそれは厳しい様ですね。政策的変遷についても、政務活動費使途についても過去は過去、現在は現在という割り切った考えをなさる方が中枢におられる様です。音喜多都議が都議選を境にメディア露出が減ったりしているのも分かる様な気がします。

 

過去を背負う議員活動

私が報道特注でメディアについて思うままに語って、本当に多くの方から、テレ朝を擁護しすぎだとお叱りのメールを頂きました。でも、私は現場の事実を語っています。自分自身もワイドショーに携わって来ましたし放送内容についても、かなりの頻度でプロデューサーと喧嘩しながら納得した事だけを語ってきたのも事実です。その過程で、Pも納得すれば企画が変わる事もしばしばでした。フェイクニュースという世論が出来上がろうとしてもテレビ朝日アナウンサーだった事を隠すつもりはありません。

 

 

 

小池知事誕生後すぐの頃でも、自民党都議としての誇りを捨てずに唯一人世間と向き合わせて頂きました。そうやって過去からの流れの中で、ある日突然全てがリセットされるという人生観がありません。私が保守政治のあり方を学ばせて頂いた先人達がどんなに周りから批判されようが私にとっては一生の師であり捨てる選択肢はないのです。

 

正直な所、2020年が危ない!?

五輪準備も市場移転もハッキリ言ってピンチです。ブレない自民党は1年前から同じ事を言い続けています。五輪時の渋滞問題は私がリオで感じた所があり再三議会で言い続けました。つまり1年間は議論が進んでいないのです。まだまだ表に出してこなかった問題もあります。大会成功の為には議会で指摘していかねばなりません。9月にはオリンピックの特別委員会も定例会もあります。私は定例会では本会議質問に登壇予定です。

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