大相撲7月場通常開催と焼き鳥を考える。

政局のニュースでメディアが一色に染まった陰で、

大相撲の7月場所通常開催NHK放送決定の報も届きました。

テレビ朝日在籍時代に8年に渡り、大相撲を取材してきた身としては、大変に大きなニュースです。

5月場所はご承知の通り、技量審査場所という事で通常とは異なった形での開催となり、

何となく違和感を覚えたままの15日間でした。

本来ならば、両国駅を出て国技館に近づくと、力士名の入った幟が風に揺れているのが目に入り、

その前を今日はお目当ての力士が勝つだろうかとワクワクドキドキしながら正面入り口に向かう。

そして、館内に入ったら、焼き鳥片手に相撲観戦。

懸賞の本数を数えながら、結びの一番を迎えるまで、大いに楽しむ。

これが、通常の大相撲観戦なわけです。

勿論、お家にいたって、午後4時に幕内土俵入り、午後6時に結びの一番。

NHKでは15日間放送していて、場所中は相撲ファンにとって相撲中継は時計代わりにもなるわけです。そろそろ大関が出てきたから、5時半頃かななんて。

そんな日常が遂に7月の名古屋に帰ってくるのです!!

記憶にある方がどのくらいいらっしゃるか分かりませんが、

実は1年前の名古屋は、野球賭博問題を受けて、場所は開催されましたが放送はありませんでした。

それだけに、2年ぶりに通常の7月場所が帰ってくるわけです。

技量審査場所は、前半に魁聖(かいせい)というブラジル出身の新入幕力士が活躍。

千秋楽までもつれた優勝争いに絡んだグルジア出身の栃ノ心(とちのしん)が奮闘を見せるも、

最後はやはり白鵬の優勝でした。新たなヒーローが7月に生まれるの注目です。

さて、先程、国技館で焼き鳥を食すのが醍醐味だと書きましたが、

相撲界にとって鶏肉は縁起物だと言われています。

それは、2本足で立つからなんですね。

相撲では手がついたら負けですから、牛や豚では最初から負けちゃってるわけです。

加えて、国技館で販売している焼き鳥は味もしっかりついていて冷めても美味しいのです。

ちなみに、焼き鳥工場が国技館の地下にあり、焼いたばかりの焼き鳥が各売店に並んでいるんですよ。

   *国技館では販売していないですが、更には、手羽先だと言われる方もいます。

    手羽先⇒手が先に出るようにと。そして、白星たくさん積み重ねる為に白ゴマをふりかけたりするのです。

今回の技量審査場所で感じた事ですが、両国の地には大相撲が必要です。

維持員席問題、野球賭博問題、八百長問題等があり、「相撲協会解体だ」「国技館没収だ」なんていう声をあげる方もいましたが、ある種、両国の町のDNAに相撲が組み込まれており、相撲や国技館が人々の見えないパワーの源泉になっているように思ってならないのです。ですから、相撲の無い両国。国技館の無い両国の姿は中々想像しにくいわけなんです。

両国に遊びに来られた方の感想で一番多いのが、お相撲さんが普通に買い物したり自転車に乗っている姿に驚いたということです。よく私は言われるんですね。しかし、ここの住人にしたら、ごく当たり前のことで何にも不思議な感覚ではないわけです。両国小学校や両国中学校では、同級生がお相撲さんになったという例は結構あるわけです。実際に私も同級生や先輩で門を叩いた人達がいます。

少なくとも、相撲協会の自浄作用と文部科学省の指導で、相撲協会も国技館もなくならずに通常開催が戻ってくることになりました。悪い事は悪い事。ファンを裏切った事は裏切った事として反省すべき点は反省し、相撲界全体が新たな道を歩み始めるのですから、私は周辺地域民として、相撲界再興を願って出来る事は何でもやろうと強く思っております。7月から戻ってくる本場所の土俵で新たなドラマが生まれ、新たなヒーローが誕生する事を期待しています。

がんばろう日本!!がんばろう大相撲!!

日々、その思いでいっぱいです。

縁起物の焼き鳥食べて、福を呼び込みたいですね。

6月4日朝

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