麻生太郎節:「冷や飯」にもうまい食べ方がある!

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

 

9月20日本日は自民党総裁選挙の日であり、ラグビーワールドカップ2019開幕のちょうど1年前です。そして麻生太郎さんの誕生日です。

 

自由民主党総裁選挙2018年9月20日

さて、総裁選最終日。安倍晋三候補は秋葉原で、石破茂候補は渋谷で最終街頭演説を行いました。秋葉原には派閥の領袖、現役大臣の多くが集結し、今まで様々な「安倍秋葉原演説」に立ち会わせて頂きましたが熱気は一番だったと思います。実際に2012年の総選挙では不肖私もマイクを持ってお訴えさせて頂いたのでありました。

 

応援演説の中で際立っていたのが麻生太郎副総理。けっこう踏み込んだ中身でしたのでマスコミには色々と取り上げられるだろうとは思っていましたが、一部のメディアで報じられました。私もそれに直ぐツイッターで反応したのであります。

 

この産経新聞には麻生演説が記されております。

 

「いよいよ、この総裁選も明日が投票日となりました。今、いろんなことが言われてますけど、皆さん思い出してください。安倍晋三候補の後を受けて、麻生太郎と福田康夫候補と2人で総裁選挙を争ったことがあります。麻生派は、たったの15人。15人よ。あとは全派閥福田候補だった。その時に、私どもは何と言ったか、今でも覚えてますよ。間違いなく、俺についてくる人は必ず冷や飯を食いますと。冷や飯食うことを覚悟でついてくる人だけ、一緒にお願いします。そう申し上げて付いてきたもらった人が安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明。そういった人たちに付いてきてもらって、われわれは間違いなく、その1年間、残り1年間全く無役で終わりました。いいじゃないですか。」

 

「冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい。冷や飯は冷や飯なりの食い方があるのだとそう申し上げて、明るく選挙をやらせてもらったと思っています。」

 

少なくとも私は麻生さんの演説に心が揺さぶられました。心の底から燃えて来たというか、感慨深いというか。それまでの空気とは違うものを感じたのです。あくまで個人的な感想として。

 

政治家のやるべき事とは

私は「政治とは決めること。政治家は決める人。決める事とは泥を被る事。」と教わってきました。自分の主義主張に基づいて信念を曲げずに、理想の社会実現に向けて努力する事だと政治家になる、うんと前から学んできたのです。

 

都政においては、2016年に小池知事が誕生する頃から一気に都議会自民党バッシングが始まりました。正直言って、この時に「都議会自民党」を掲げる事は「冷や飯」を食う覚悟がなければできません。加えて、巨悪の根源として象徴にさせられてしまった「ドン」が虚像である事を知りながら、離れていった政治家、役人などが大多数だった事を認識しています。私が「都議会自民党」を離れなかったのも、「ドン」擁護をたとえ1人でもメディアで展開したのも、そこに正義があると思ったからです。

 

ノーサイドの精神で東京を盛り上げましょうと固くお誓い申し上げたはずだった小池知事との距離は中々縮まらず、それどころか都議会自民党との逆目逆目の手を打つ東京都政は混迷極まれりの様相を見せています。

 

信念を貫くこと

そういう意味で、「冷や飯を食う」覚悟と麻生さんが仰ったのは、泥を被る事であり、信念を貫く、そういう重たい事なのだという例示だと認識しました。一方で、石破候補も一騎打ちになりそうだった頃から「圧倒的不利」という空気の中で立候補表明されたのですから、相当な覚悟がおありだったはずです。

 

何れにしても、新総裁は本日午後には決定されます。

戦い済んで適材適所の布陣で、日本を前に進めていくのは自由民主党だと思っています。

 

ちなみに、私のところに、某新聞社記者が「都議選で石破さんが応援にしに来ましたけど・・云々」と昨日取材に来られました。他にもネット上からも同様の趣旨の意見を寄せられています。私は2013年都議選、17年都議選ともに石破さんに応援して頂いたの事は嘘偽りもありません。初当選時の最終日に選挙カーに乗って頂き2時間区内を周り、打ち上げ演説も石破さんにお越し頂きました。

 

ただ、一方で両選挙で総裁だった安倍さんにも高所大所からご支援頂いたのです。13年選挙は告示2週間前に公認となり、その直後に安倍さんが両国駅前にお見えになり、実質的な選挙スタートのサポートをして頂きました。昨年の選挙でも大変なご支援頂いたことは間違いありません。

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