都議が見たリオ五輪ver2「照明」。

おはようございます。

東京都議会議員(墨田区選出)の川松真一朗です。

 

前回はジャパンハウス訪問まで。

この後、ようやくホテルにチェックイン。オリンピック開催時はホテル代が超急騰中。相川都議と私はベッドが2つで、あとはほとんどスペースの無いツインに2人で泊まる。スーツケースも完全に開くにはベッドの上に置かなければならなかった。都議会自民党の幹事長を務めた大先輩と2人部屋で本当に恐縮だった。

 

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少しだけ休憩したら着替えて、「量り売り」で早めの夕食。ここからは地下鉄に乗って陸上競技場へ。

 

実は治安の問題があり、「夜の地下鉄は危ない」と色々と言われたので乗り気ではなかったが、世界のボルトが出場するこの日の駅からの「導線」「警戒態勢」「場内のカメラ配置」などの諸々をチェックする為使命感を持って足を動かした。日本と違って、特別に「定められた」時間で運行していないからなのか、国民性なのか、地下鉄が来なくてもいらいらしない。東京だったら「待つ」だけでイライラしている人も沢山いる。

 

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駅から競技場入り口まではとにかく人の流れについていく感じ。途中、ボランティアの方々が大きな声を出してゲートを説明していた。本来であれば、その様子もカメラに収めたかったのだが、人が多くいる所でカメラを出すと「ひったくり」されるという現地領事館からの説明もあったので控えた事を記しておく。

 

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さて、会場の外からの印象は「大きいけど地味」な陸上競技場だったが、中に入って一番驚いたのは「照明の明るさ」。まるで昼間のような明るさだった。何を言いたいのかというと、確実に照明はグラウンドレベルを照らしているが、その光がいたずらに外へ漏れていないという点だ。過日、ラグビーワールカップを運営するワールドラグビーリミテッド会社(WRL)の統括責任者がアラン・ギルピンが東京スタジアムへやってきた。その時に「照明」については立ち話の中で言われた事だが、国際放送に耐え得る明るさが必要だという。但し、現地は20年では五輪会場となる事からWRLの基準より五輪の照明基準が厳しいから20年基準で19年の準備をしたらいいと聞いていた事を思い出したのだ。

 

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2019年は調布の東京スタジアムのみならず全国各地で開催される。ナイターも当然多くなる。過度な照明が近隣地域に迷惑をかけるのではと心配されている方も少なからずいるだろう。あの、リオで経験した技術力はその不安を除去する事になる。しかも、3、4年あれば技術は更に進歩を遂げているだろうから。

 

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さて、この日は、日本陸上界にとって記念すべき日となった。そう、4×100mリレーの決勝の日だったからだ。100m、200mの個人種目で結果を残せなかった4人の「サムライ」が世界に挑む。しかも日本史上最強チームと呼ばれている4名。ジャマイカチームがアサファ・パウエル1走、ウサイン・ボルトが最終走者という垂涎のメンバー。日本チームも入場からカッコ良かった。我が日本大学の運動部が誇るケンブリッジ飛鳥選手も自信が見るからに伝わってくる。偶然、右斜め前に座っていた東京都ホテル旅館業組合の斉藤理事長と大きな声を出して応援。歴史的な銀メダルの瞬間を現場経験する事が出来た。

 

あらためて、ボルトや日本選手の写真を見ても明るい。照明の事が頭から離れない。

 

直前まで”女王”イシンバエワ不在の女子棒高跳びが行われていた。私の席は目の前で棒高跳びが見られた。

 

そして、帰りは帰りで最寄り駅までの列が続く。とは言え、駅には次から次へと電車がやってくる。帰りの電車の中では、現地の若者3人が話しかけて来た。ポケモン、ドラゴンボールなどなどアニメの話。不勉強で初めて知ったのだが、ブラジルには登録名「ピカチュウ」という選手がいるらしい。

 

そんなこんなで、ホテルに戻ったのは夜中0時頃だったか。実に朝5時から19時間に及ぶ1日目の日程が終了したのであった。

 

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