民主党代表選挙=次期総理を決める選挙⇒今こそ人物・政策を見る目を厳しくありたい。

こんばんわ。

岩手県八幡平で、IAT岩手朝日テレビをはじめテレビや新聞をチェックしていましたが菅総理→新代表選出関連ニュースは様々な情報が出ていましたね。

しかし、実際に菅総理が退陣するまでは退陣とならないわけで、まだまだわからないなあという気持ちも少しあります。鳩山前総理から「ペテン師」と揶揄された内閣不信任案否決騒動からはや2ヶ月が経っています。この間だけでも色々な事がありました。復興相というポストを設置し松本龍氏をポストに据えながら早々の辞任。この時は政務官人事で浜田氏一本釣りも話題に。細野大臣、亀井補佐官人事といった人事も紙面を湧かせました。

そして突如国会でも追及が厳しくなった菅総理の資金管理団体が日本人拉致事件容疑者長男が所属する政治団体から派生する政治団体に寄付していたという問題も。

海江田経産相と総理との微妙な距離感はもどかしさを感じていました。経産省幹部人事についても海江田・官邸間の変なズレが見え隠れする事態に。

リーダーとしてこの国を導くべく日本国の総理大臣が短期間で実に多くの課題を残した事は日本国民の不幸さをある意味において物語っていると言えます。

少なくとも、「トラスト・ミー」の鳩山氏の後を引き継いで、総理に就任した際は大きな希望を持っていたのはマスコミも有権者も同じだと思います。小沢一郎氏との一騎討ちを制した後の雰囲気を覚えていらっしゃる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?菅内閣が誕生した直後、私は民主党支持組織である連合東京の幹部とプライベートで意見交換をしていました。本当に大きな大きな期待感を持たれていたのを鮮明に覚えています。当時と比べたら、かなり温度差はあるでしょうね。

今朝は、フジテレビに前原氏、NHKに野田氏が出演されていたわけですが、大連立がテーマになっています。当然、今は衆参でねじれているわけですけれども、本格的に腰を据えて復興に全力を賭さなければなりませんので、与野党の協力は不可欠であります。私達はその公益の為に政治家が動く事には最大限協力すべきですが、私利私欲の為に動く時にはチェックを厳しくしなければなりません。

かつて、関東大震災後の帝都復興院で総裁を務めた後藤新平は大風呂敷と呼ばれる事もありますが、明確なビジョンをもって将来の東京の為に大きな事を言っておりました。目先の利益にとらわれず、国家国民の未来永劫の反映を見つめていたのです。今、大連立でも単独政権でも向かう先は同じで、復興そして日本全体の活気作りです。それは国内の瓦礫処理すら一向に進まない政治機能不全、円高になって世界経済が混乱している中でイニシアチブを日本が取っていくという姿勢が見られないという混乱。どう立て直して行くべきでしょうか?

リーマンショックの際には、麻生総理が世界のリーダー達と水面下で協議し世界の為にも日本の為にもプラスになるような経済政策を打ち出していきました。中川酩酊会見により本質が世間に伝わりませんでしたが日本がIMFに行った決断は当時の世界経済を支えたと評価されています。日本・世界を救うために麻生総理は1000億ドル出すという事を決めたのです。先般のG7共同声明にどれだけ菅総理が関わっていたのか不透明です。

先の総選挙では、目に見える利益に多くの人が飛び付きました。勿論、長らく続いた自民党政権にノーというムードが同時にありました。バラマキ政策と政権交代の標語が一体となり鳩山政権、菅政権を誕生させました。次に誰が総理になるのか?本当に菅総理が辞めるのか分かりませんが、人物・政策をじっくりと見ていきたいですね。最後に名前の挙がっている次期代表候補を列挙しておきます。

野田佳彦  財務大臣

海江田万里  経産大臣

鹿野道彦   農水大臣

前原誠治   前外務大臣

馬渕澄夫   前国交大臣

小沢鋭仁   元環境大臣

樽床伸二   元国対委員長

8月14日

1 個のコメント

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    お盆返上での合宿、お疲れ様です。
    前職の上司が尊敬する偉人が上杉鷹山、そして後藤新平だったのを思い出しコメントしたくなりました。
    面白かったのは、その話を聞いた時は昨年の大河ドラマ「龍馬伝」がクライマックスに差し掛かる直前だった。
    上司に龍馬評を求めたところ「好き勝手な事をやっているだけだろう」
    なるほどそういう見方もあるのだなと参考になった覚えがあります。
    もしかしたら、龍馬自身の足跡自体を辿ると「やらねばならぬ」そういう思いはあったのかも知れません。しかしそれと同時に「やりたい事」でもあったのだろうと思えたりもします。
    果たして、ポスト菅の面々はどうなのだろう。
    実はみんな、かりそめでも総理の椅子に座りたいだけなんじゃないのか。
    「やりたくない、けれどやらなければならない」
    こういう姿勢の人は次の代表選で果たしてどれだけいるのか。
    私なりの注目ポイントです。

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