普天王引退大相撲。

こんにちは。

私は三度の飯より大相撲が好きで、相撲好きが原点で大相撲ダイジェストの担当目指してテレビ朝日の入社試験を受けたわけです。何故、あの時にNHKを受けないでテレビ朝日だけを受けたんだろうかと運命を感じるわけです。実際には、入社した年に大相撲ダイジェストの放送打ち切りという歴史的瞬間に立ち会う事になりました。相撲記者として様々な場面で相撲界と報道の狭間で苦しむ事も多々ありました。

さて、そんな私の相撲記者人生とほぼ同じ期間、現役の力士として精進を重ねてきた元小結の普天王が今年ついに引退し、年寄・稲川を襲名致しました。

この普天王。実は日本大学の同級生であり、正に大学卒業時に入門、スピード出世の技巧派で左四つではかなりの自力を見せて観客を湧かせてきました。私自身が勝手に選ぶ思い出の一番は、2005年9月11日。秋場所初日。新小結・普天王と横綱・朝青龍の一番です。熱戦の末、普天王が寄り倒しで朝青龍に土をつけました。

私、この時はテレビ朝日のアナウンス部でテレビ観戦していて、近くにいた川瀬真由美アナにどうしたの?と聞かれたのをよく覚えています。あんなに興奮した熱い一番だったのに、実は世間のニュースにならなかったのです。その時、テレビ朝日において私以外は別の興奮に包まれていたのです。

そうです。この日は、あの小泉郵政選挙の投票日で、出口調査の結果から既に自民党の大勝が予測されており東京選挙区では自民党の候補者が足らないくらい比例代表で当選者を出しそうだとザワザワしていました。だから、日付けも何かもはっきり覚えているのが新小結の一番だったのです。

そんな土俵を賑わせた普天王は年明け、1月29日に両国国技館で引退大相撲を行います。もし、お時間ある方いらっしゃったら是非足を運んで下さい。基本的に全関取が登場し、本場所さながら熱戦を展開する合間に、普天の髷を師匠の出羽海親方(元鷲羽山)が切り落とすという、感動、感動、感動の瞬間を迎えます。一人の関取が現役終える節目を目撃して下さい。

川松真一朗の「日に日に新たに!!」

私が同級生のよしみで総合司会を担当致します。どんな生放送よりも緊張するのが引退大相撲の司会進行。多くの人とその時を迎えられたらなと思います。何卒、宜しくお願い致します。

11月15日

1 個のコメント

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    朝青龍戦からそのままの勢いで大関までなんて夢見てましたが残念です。
    今後は後進の指導に力を入れてくれるのを楽しみにしてます。
    引退式は僕も行かせてもらうつもりです。
    ってどうすりゃいいんだ?普天王に直接?

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